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ボキャビルに関する悩み◆一覧
(3) 多読学習しながらボキャビル(語い力強化)できるでしょうか?
多読学習に取り組みたいと思っています。
洋書のストーリーを楽しみながら英語を学習できると感じたからです。
多読学習では、知らない単語を読み飛ばしながら、どんどん先へ読み進んでいく方法が良いと聞きました。
そして、「辞書を引かないことが多読を成功させるコツだ」とも聞きました。
これで本当にボキャビル(語い力強化)が達成できるのでしょうか?
なんだか英語に慣れるだけで、分からない単語だらけの薄っぺらい英語しか身に付かないようなきがするのですが・・・
もちろん、多読を続けるだけでボキャブラリー(語い)は増えていきます。
分からない単語を読み飛ばすのに?辞書も引かずに?
答えは「文脈からの理解」です。
英語の意味の理解は、なにも全て日本語に置き換えることによって得られるのではありません。
文脈からでも十分に理解できます。
たとえば、"gloomy"という単語について考えてみましょう。
これは「薄暗い」と言う意味の形容詞です。
これがストーリーの中で、「夜中にロウソクの光をたよりに誰かが捜し物をしている」というような情景で "in the gloomy room"という表現があればどうでしょう。
文脈から、これは「薄暗い部屋で」というイメージが自然に湧いてきます。
しかも、後述するように、具体的なイメージとともにインプットされた単語は強く記憶に残ります。
このようにして、辞書を引かなくても、理解できる単語や熟語は多読によって増えていきます。
ただ、「まったく辞書を引かない」ということにこだわる必要はないと思います。
自然な読書の流れを妨げない程度なら、どうしても理解できない単語を電子辞書などを使って調べることは必要だと思います。
ただし、その場合でも1日3個程度が妥当だと思います。
そして、その単語が出てきたページに付箋などを貼っておき、後で、単語だけでなく前後の文章を読み返すことで、記憶の定着度を高めることができます。
英単語を記憶に刷り込むうえで重要な要素は、「イメージと単語が重なり合ってインプットされる」ことと「その単語に何度も遭遇する」ことです。
まず「イメージと単語が重なる」についてです。
これは、多読学習はうってつけです。
洋書を読んでストーリーの中に入ってしまうと、出会った単語や英語表現と、ストーリーの情景がイメージとして常に頭のなかに残ります。
このような状況で英語に触れることで、単語だけでなく英語表現そのものも記憶に強く残るようになります。
自分のレベルにあった洋書を選んで多読する場合、難しい表現は少なく、いろいろな英語構文や表現を順々に覚えていくような勉強的行為がないので、学習効果が乏しいような錯覚に陥ってしまうこともあると思います。
しかし、そんなことはありません。
文中に重要構文やどうしても理解できない表現があれば、アンダーラインを引くかノートに書き落としておき、多読とは別の時間に確認しておきましょう。
次に「同じ単語に何度も遭遇する」ことは、とても重要なこと。
これは単語に限ったことではありません。
多読は数週間続けるだけで、読むスピードが2〜3倍になることもあります。
自分のレベルと選択した洋書のレベルにもよりますが、返り読みをせずに英文を頭から理解できるようになってくることがまず第一の要因。
さらに続けると、どんどん早くなっていきます。
これは、英文を単語単位ではなく、フレーズ単位で、さらには文章単位で、といった具合にブロックで理解できるようになってきます。
このような状態になると、1日に読むページ数が5ページから10ページ、30ページと加速的に増えていきます。
そうなると、当然、同じ単語には何度も出会うようになり、出現頻度の高い単語は頭、というより体に染みこんで来ます。
このようにして、強固な語い力を養えることも多読学習のメリットと言えます。
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